「話せること」って、当たり前じゃないんだなと思った日。


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「話せること」って、当たり前じゃないんだなと思った日。

こんにちは。ターミナルの橋本です。
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。

昨日、初めて来てくださったお客様とのやりとりが、
あまりにも印象に残ったので、少しだけお話させてください。


1. マンツーマンでも、“話してない”ことってあるんですね。

その方は、これまで別のマンツーマンの美容室に、2〜3年ほど通っていらっしゃったそうです。
1対1で丁寧に施術してもらえる環境。
一見すると、居心地も悪くなさそうに思えます。

でも、お話を聞く中で、ふと出てきた言葉がありました。

「今思えば、髪のことって…あまり話したことなかったんです」

それを聞いた瞬間、僕は少し言葉を失いました。

マンツーマンだからこそ、自然と会話もあるだろうし、相談もできていたはず。
でも実際には、「話していなかった」し、「話せなかった」のかもしれない。

これはすごく大切な視点だと、ハッとさせられました。


2. 「年齢のせい」にしないでいい、と思ってもらえたら。

お客様は、「髪のパサつきが気になるんです」とおっしゃいました。
「もう50歳だから、仕方ないのかな…」とも。

年齢の変化とともに髪質が変わっていくのは、確かに自然なことです。
でも、だからといって「諦めなきゃいけない」わけじゃありません。

実際に髪の状態を見させてもらうと、パサつきや広がりの原因は、
年齢による変化だけではなく、薬剤の履歴・ホームケアの影響・髪の構造変化など、複数の要因が複雑に絡み合っている状態でした。

その一つひとつを丁寧に説明しながら、

「ここから少しずつ整えていけば、もっと扱いやすくなっていきますよ」

とお伝えすると、お客様はふっと安心されたように、こう言ってくださいました。

「あ、そういう美容師さんが良かったんだって…今、気づきました」

その言葉が、とても嬉しかったです。


3. 「お任せしたい」=「何も言わなくていい」じゃない。

「お任せでいいです」という言葉。
美容師にとってはありがたい反面、
そこにどんな気持ちが込められているかを、もっと丁寧に読み取らなければいけないと思っています。

それはきっと、**「自分ではうまく言えないけど、わかってくれると嬉しい」**という願いだったり、
「長く通ってるから、もう説明しなくても大丈夫だよね」という信頼のサインだったり。

でも同時に──
もしかしたら、**「聞いてもらえなかったから、話すのをやめていた」**ということもあるかもしれません。

だからTERMINALでは、「お任せです」と言われたときこそ、
その言葉の奥にある気持ちを、丁寧に探るようにしています。


4. 美容師として、“話せる関係”を育てていくということ。

美容師の仕事って、カットやカラーの技術だけではありません。

お客様の空気を読むこと。
その日の声にならない気分を汲み取ること。
言葉にしづらい悩みを、少しずつ引き出していくこと。

それは、1回の施術で完結するものではなくて、
何度も何度も、関係を積み重ねていく中で育っていくものだと思っています。

今回のお客様も、次回のご予約を取って帰ってくださいました。
LINEでのやり取りも始まりました。
これから一緒に髪を整えていく“スタート”に立てたことが、とても嬉しかったです。


📍 TERMINAL – 流れ作業じゃない、マンツーマンの最上級。
✂️ 話しても、話さなくても。必要なことは、ちゃんと受け止める。
🪞 「話せる」って、当たり前じゃない。その価値を、ずっと大切にしています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
美容室に行って、髪が整うだけでなく、
「ここに来てよかったな」と心から思えるような時間を、これからも丁寧につくっていきたいと思います。


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